IKTT :(クメール伝統織物研究所)森本喜久男
IKTT :(クメール伝統織物研究所)森本喜久男

メコンにまかせ Vol.002

<はじめに>
アンコール遺跡群のあるシアムリアップに移り住みすこしずつですが、シアムの住人になりつつあります。悩みは、唯一、電話線の状態が悪く、インターネットどころか、メイルもできない日のほうが多いということぐらい。
シアムリアップの町から、東北に約40キロ。プノム クレンという山があります。クメール語でプノムは山、クレンはリンチーという果物のこと。アンコールの時代、この山から石材を切り出していたそうです。いまも、谷あいの川の中に遺跡が眠っています。

先日、この山に足を伸ばしました。わたしは、タイに始まってこの地域に20年近く暮らし、タイやラオスそしてカンボジアの山も歩いてきました。しかし、残念ながらこれまでどこにも、本当の意味で、この地域を代表する熱帯疎林帯が自然の状態で残っているところはありませんでした。しかし、このプノム クレンにはすばらしい,手付かずの自然林が残っているのです。感激しました。樹齢100年以上の木がうつそうと茂り、それはすばらしかったです。みなさんも、アンコールにこられたら、ぜひ、この東南アジアの中でも珍しくなってしまった,自然林を堪能しにきてください。

<シアムリアップの織物作業所>
約半年、スタッフも総勢13人となりました。しかし,そのうち6人はプノンペンの南、タケオ県の織物の村からの織り手、誘拐してきました、本当は来てもらったのですが、生まれたときから、織物を見,触れてきたそんな,女性達の血は,ゆるがせません。シアムでジョイントしてくれた,63歳のおばあちゃんの一人は,わたしが94年にはじめて訪ねたタケオの織物の村から来てくれました。こんな,彼女たちとこれから,シアムであらたな織物の伝統を作っていければと思っております。

<研究所のあたらしい課題>
1995年から活動を開始。96年からは、クメール伝統織物研究所として、この5年間、伝統的な村における養蚕の復活。自然染料の普及、村レベルでの高品質な絹織物。振興と手がけ、わずかづつですがその成果も形になってきました、これまではカンボジアの絹織物の伝統の復元と掘り起こし、そして、これからは、その活性化にかかわっていければと考えております。これからも,暖かいご理解と支援をいただけますようお願いいたします。

<5月6月、日本での展示会の予定>
恒例になりました日本での展示会。多くのかたがたのご協力で下記のように実施します。カンボジアの担ぎやおじさんが、また日本に行きます。

5月24日ー29日
札幌市のマドレギャラリー

6月2日ー4日
神戸市の甲南平生記念館

6月7日ー9日
神奈川県葉山のハーフカップ

を予定しております。お近くのかたはぜひのぞいていただければとお思います。詳しくは、大阪のマイチケットにお願いしています。
日本事務局、電話06-6304-7800にお問い合わせください。

更新日時 : 2000年04月09日 13:40

前後の記事:<< メコンにまかせ Vol.001 | メコンにまかせ Vol.003 >>
関連記事
メコンにまかせ Vol.007(2001年02月09日)
協力依頼(2007年04月09日)
ドルック エアー(2007年04月05日)
開墾(2007年04月03日)
行商の旅、ドイツ(2007年03月29日)
そして、未来(2007年03月19日)
米があふれるシーズン(2007年03月08日)
ピーポア(2007年02月26日)
染色体験(2007年02月26日)
しじみ(2007年02月18日)