IKTT :(クメール伝統織物研究所)森本喜久男
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研究所の全容

全容なんて言うと、少し大袈裟ですが研究所の総勢250人プラスの内容をお伝えします。というのは、昨日カンポット県のタコー村から男衆が来てくれ、伝統の森の開墾が本格的に始まった。そう、今日から研究所の開墾組がスタートした。
今日は朝から大型トラックをチャーターして、準備してきた苗木や、彼らの現場で暮らすための家作りに必要な資材などを運んだ。そして、市場で60キロ入りの米を買い、生活に必要ななべ釜の類もいっしょに。
現在研究所には、まずこの開墾組、そして織機や道具類を作ってくれる大工組、竹の細工組、染の素材となる木やラックカイガラムシを細かくしたりの素材準備組、そして最近では染や精錬に必要な灰もバナナから自家製さんしているので、この灰準備組、そして、絣の括りに使う芭蕉の紐組。そして、染組。生糸をきれいにする生糸組、これには双糸や撚糸組も含まれる。そして、一番大切な絣の括り組。そして、織り組、これには生成り織、縞、玉虫無地、絣と分かれる。そして、出来上がった布の販売の準備をしてくれるショップ組。それから、今人気のハンカチ手縫い組、パッチワーク組。布のパッケージ用の砂糖椰子の葉で籠を編む籠組。それから、全体の運営のための雑用を一手に引き受けてくれている事務所組。そして、毎日模写に精を出すお絵かき組。こんなところかな、いくつになっただろうか、16組。あ、そうだ苗木の準備をしてくれているプラント組、でもこれはこれからは開墾組に入っていくのかな。15歳から75歳まで、みんなの力が合わさって研究所の一枚の布が出来あがっていく。今年後半から、綿花の栽培とその糸紡ぎもはじめていく、そして、やっと念願の藍染も、そしたらまたあたらしい組が出来ていくことになる。

更新日時 : 2003年2月 7日 11:20

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