IKTT :(クメール伝統織物研究所)森本喜久男
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自転車通勤

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研究所には、毎日200台を越える自転車がやってくる。総勢300人、多くは毎日村から自転車で通ってくる。シエムリアップの町から通ってくるよりも、周辺の村からのほうが圧倒的に多い。遠い研修生で15キロ以上、そんな離れた村からやってくる研修生も30人を超える。朝、研究所は8時始業だから、2時間はかかるから、まだ薄暗い6時前には家を出てくる。夕方は5時終業だから、家に帰れば7時になる、もう暗い時間である。だからか、夕方の5時、仕事を終えてみんな帰りを急ぐ。5時の自転車置き場は喧騒の中、でも10分もすればそんな200台ほどの自転車はいなくなる。
雨季の雨が降るときも、メゲズにやってくる、傘を差さないから、それにスコールだったら傘も関係ないから、びしょぬれになる。それでもメゲズに。頭が下がる。
流行の自転車は、タイ製の新車。60ドル。日本からの中古もあるが、値段も安いのに(40ドル)でも、みんなの憧れはタイ製の高い新車。でも、そんな新車に乗っているのは半分にも満たない。研究所に来ることになっても、自分の専用自転車を持っていない研修生も多い。一台の自転車は家の宝、彼女が独占することは出来ない。そんな研修生のために研究所は自転車ローンを提供している、もちろん利息無し。毎月の給料から5ドルづつとか引いてゆく。それでも、そんなあたらしい自転車に乗れる女性は嬉しそう。

更新日時 : 2003年03月17日 11:38

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