IKTT :(クメール伝統織物研究所)森本喜久男
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チャムからの招待

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研究所の近くにあるチャムの人たちの新しい学校の開校式があった。研究所には約20人ほどのチャム人の研修生が来ている。その関係もあるのか、招待状をもらってしまった。
研究所にいる何人かの研修生も朝から、綺麗なチャム風?の衣装に身を包みおしゃれをしている。開所式には1000人以上の人が集まっていた。なかには遠く、バッタンバンやコンポンチャム、カンダールのチャムの村からはるばる駆けつけているようで、久しぶりに出会う親戚や友達に嬉しそうだった。開校式では気がつけば壇上に上がらされていた。壇上の後ろで、式の進行を見守りながら、一瞬自分がどこにいるのか分らなくなった。男性のほとんどはムスリム独特の帽子に少し大きめの上着を羽織っていたり、マレイシア風な帽子をかぶる人など、女性の中には黒尽くめのイスラムの民族衣装に身を包んでいる人たちもいる。
カンボジアの絣の世界を知るにつけ、チャムの人たちのその美意識に発する模様の美しさに魅了されてきた。そして、クメールの美意識、その二つの美意識がぶつかり、融合した所にカンボジアの絣のすばらしい世界はある。そんな、チャムの女性の独特の衣装の着回しを見ながらあらためて、彼女たちの美意識の世界を垣間見させてもらった、そんな素敵な開校式だった。

更新日時 : 2003年4月 2日 11:45

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