IKTT :(クメール伝統織物研究所)森本喜久男
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復刻版伝統の森現場から8月

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伝統の森の現場には、季節ごとにいろんな花が咲いている。ちょうど、昨年の7月に土地を取得でき、8月から少しずつ開墾し始めた。だから、ちょうど一年。そんな季節の花の便りなども出来ればこれから、なんて思っている。右の写真は、伝統の森の現場から、わずか500メートルほど南に行った所にアンコール時代からの井戸の遺跡がある。といっても、井戸の形をしているわけではなく、小さな20メートル四方の沼のような所。でも今でも湧き水が耐えない。その湧き水から小さな小川ができ、伝統の森の現場の南側を流れている。この井戸には「ワニの井戸」という名前が当時から付けられているらしい。そして井戸にまつわる昔話がある。詳しくはまた次の機会に。

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ついこのあいだ、カンポットから届けられたお蚕さんの卵は順調に孵化して、元気に育っている。というよりもわずか数日でまたひとまわり大きくなっていた。この間は、2ミリほど、でも今日は5ミリを越えている。現場のスタッフが嬉しそうに、桑の葉を細かく刻んで、お蚕さんに食べさしていた。

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伝統の森の現場には、昔の小川の跡がある。幅も広い所で20メートルほど、狭い所でも7メートルほどはある。潅木で埋まっていた、川の跡をきれいに開墾した。そして、南北約340メートルの少し蛇行しながら流れていた川の跡の全容が見えてきた。南端は、ワニの井戸からの小川に合流している。南北で高低差が約5,6メートルはあるのではないだろうか。そのうちの三分の二ぐらいのところをしっかり耕し、直播で稲を作り始めた。雨季も始まったから、土地の湿気もほどよくあり、稲苗は順調に育っている。12月ごろだろうか、「伝統の森」産のお米が食べられるはずである。

更新日時 : 2003年8月 3日 16:31

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