IKTT :(クメール伝統織物研究所)森本喜久男
IKTT :(クメール伝統織物研究所)森本喜久男

引き抜きその後

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もう年を越してしまいました。すみません、筆不精を決め込んでいました。
2004年。今年は研究所にとっても大切な年となる、そんな予感があります。今年もどうかよろしくお願いいたします。

まず前回の引き抜きその後から、お伝えいたします。

約20人ほどが引き抜かれていったのではないでしょうか。でもうれしかったのは、動いていったのはほとんどが中堅の研修生で、研究所の300数十人の中心を担っている約50人は、倍の給料を出すといわれても動かなかったことです。
この研究所で働くことが好きだと、ここで仕事をすることが誇りだといってくれたのです。こんな気持ちでみんながいてくれることがうれしかったです。
知り合いのアプサラダンスの先生も踊り子が引き抜かれていったと嘆いていました。急激に成長するシエムリアップの町は、そんな激しい動きの時期を迎え始めているのかもしれません。研究所の研修生が、新しい仕事場で、研究所で学んだことを生かして成長して行ってくれればそれはそれで良いことです。それが、彼女たちの次のステップになることを願います。
しかし、研究所のリーダー格の女性から、引き抜かれていった研修生や行くかもしれない研修生に対して厳しい言葉がかけられ、わたしにそんな行くかもしれない研修生にはもう教えなくても良いから、と逆に提案があったりしました。雨降って地かたまるといいますが、こんかいの出来事は研究所にとって良い結果をもたらしてくれたようです。

伝統の森の空撮写真です。テレビ朝日系列で2月の29日放送予定の「宇宙船地球号」で研究所の活動が紹介されます、楽しみにしてください。12月、その撮影の時に伝統の森を空撮しました。その機会を利用して伝統の森を空から見ることが出来ました、最新の様子をご覧ください。
伝統の森は最初の5ヘクタールから、昨年の12月にあらたに隣接地5ヘクタールを購入することが出来、現在、約10ヘクタールとなりました。幅125メートル(東西)、奥行き800メートル(南北)ほどあります。
入り口に近いところには、桑畑や野菜畑と共にスタッフの住む小屋が約10棟ほど出来ています。そして、蚕小屋。奥の新しい土地は三方を沼に囲まれた所です。それを利用して最近、アヒルを飼い始めました。

更新日時 : 2004年1月13日 08:55

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