IKTT :(クメール伝統織物研究所)森本喜久男
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木綿の糸ができました

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伝統の森ではじめて木綿の糸ができました。
60年代まではカンボジアでも盛んに綿花が栽培されていました。しかし、戦乱のなかでその伝統は完全に消えてしまいました。クロマと呼ばれる木綿の布があります、これはカンボジアの人であれば必ず持っている万能の布であります。そんな布も、いぜんは手紡ぎの木綿の糸で手で織られていましたが、それも消えてしまいました。
カンボジアの絣の復元に取り組んできた研究所では、次の課題として手紡ぎの木綿の復元を考えてきました。そして、昨年伝統の森の開墾と共に、綿の木を植え始めましたまだ試験的でしたから、その量もわずかでした。でもそこから、糸を紡ぎ最初の木綿の糸が出来上がりました。カンポットから来てくれた、森の住人のなかにそんな腕を持った女性たちがいました、そして手際よく紡いでいきました。あらためて、そんな彼女たちの伝統の腕に敬意を評したくなるような糸が出来上がりました。
藍の木も元気に育っています。そして、いまあらたに約2000本の綿の苗木の準備も終えちかいうちに地下植えしていく予定です、4ヵ月後にはそこから綿花が収穫できるはずです。楽しみにしてください、藍で染めた手紡ぎの木綿の布が研究所のショップに登場するのもそんな先ではありません。

更新日時 : 2004年2月17日 09:22

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