IKTT :(クメール伝統織物研究所)森本喜久男
IKTT :(クメール伝統織物研究所)森本喜久男

クメール語バージョン

福岡のNGO,F-ACTのかたから今年の2月のJICAの広報誌、「国際協力」に記載されたわたしへのインタビュー記事のクメール語訳をいただいた。福岡におられる、カンボジアの留学生の方の協力があって実現した。感謝。

ところが送られてきたファイルが開けない。カンボジア語のフォントがまだ完全に統一されていないことによる。あわてて知り合いのカンボジアでは有名なABCコンピューターのシエムリアップの代表に頼んで、ユニコードなる新しいフォントをインストールしてもらい、何とかファイルが開けて読むことができた。このユニコードが今後のカンボジア政府も認める正式のカンボジア語のフォントになるらしい。このフォントを提供してくれた、ABCコンピューターも1992年、国連の暫定政権ができたときに、当時唯一のカンボジア語フォントをパソコンで作れる環境を提供、現在も若い人たちに人気のABCフォントと呼ばれて使われている。
そしてもうひとつ、ポピュラーなフォントはレモンと呼ばれているもの。問題は、それぞれキーボードの入力の仕方が異なること。だから文字化けする。

この翻訳記事をいただいたことで、実は長年の課題だったクメール伝統織物研究所のクメール語ウェブサイトが実現しそうになった。先に、フランス人のジャーナリストからインタビューを受けて、カンボジア国内のフランス語とカンボジア語の新聞にそれぞれ紹介されたものがある。そして、ここ数ヶ月「伝統の森」の事業を進める中で、研究所の中心メンバーに研究所の活動の全体像を深く理解してもらうために、テキストとして研究所の活動計画のクメール語訳を準備していた。この際も、翻訳会社のフォントと研究所のホントの愛称が悪く、まとめを進めてくれた研究所のマネージャーのナランさんはとても苦労していた。

現在、この三部作がそろったところで、この記事を中心に研究所のクメール語ウエブサイトをインターネット上に公開できる可能性が見えてきた。うれしいことである。研究所は、カンボジアのNPO。運営もカンボジア人のスタッフによって進められている、ところがその公式ウエブサイトはこれまで残念ながら日本語と英語サイト。

この10年のなかで、やっと研究所の実力、それは活動を支えていただいている今回の福岡のF-ACTの皆さんのような方々の日本を始めとした海外からの支援の輪の広がりと、そして何よりも研究所のスタッフ自身の成長が大きな力となっている。

今回、ABCコンピューターのシエムリアップの代表もそのために協力してくれそうなことを、チラリと言ってくれた。そんな、いろんな、本当に忙しいなかで研究所の活動を支えようとしていただいている方々にあらためて深、感謝。

更新日時 : 2005年5月14日 13:59

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