IKTT :(クメール伝統織物研究所)森本喜久男
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メコンにまかせ Vol.046

2005/06/11_____________________________________________________Vol.046

INSTITUTE FOR KHMER TRADITIONAL TEXTILES
____________________________________ http://www.esprit-libre.org/iktt/

みなさま、クメール伝統織物研究所の森本喜久男です。

数ヶ月前から、何度か西アジアあたりのカーペット屋さんから、生糸がほしい
とメイルが入っていた。そしてしばらくすると、その本人が研究所にあらわれ
た。機械織りのために品種改良された中国の生糸では、土足で踏んで100年
もつようなカーペットは作れない。しかし、カンボジアのこの黄色い生糸はそ
れに耐えられるだけのシルク本来の強度を持っているから、彼らがカンボジア
のシルクに目をつけたのは当然かもしれない。でも、その結果、生糸がこれま
でのように入らなくなってきた。
研究所では、これまでシエムリアップの西80キロほどのプノムスロックの村
から生糸を買っていた。生糸を買うことで、村の伝統的な養蚕業を支えるとい
う意味合いもあった。それゆえ「伝統の森」では、養蚕よりも綿花栽培に力を
入れようと考えていた。だが、今のような状況が続くのであれば、生糸の生産
も、すべて自前で行なえるように次のステージを考え直す必要がある。
カンボジアの生糸が、世界の中で見直されるときが来るとは予想していたが、
思っていたよりもそれが早くやってきたような気がする。結果として、新しい
養蚕農家が増えていくことになれば、それはそれでいいことではあるのだが。


(1)インターネット新聞「JanJan」で取り上げられています。

インターネット新聞「JanJan」の特集記事「WEB探検」のひとつとし
て、『カンボジア染織の「復興支援」』と題した連載記事をまとめていただい
ています(全8回の予定で現在6回まで掲載されています)。
以下のURLから、ご覧ください。

▼カンボジア染織の「復興支援」(1)現地に根づく支援
http://www.janjan.jp/special/0506/0505310700/1.php
▼カンボジア染織の「復興支援」(2)25年間の断絶
http://www.janjan.jp/special/0506/0505310703/1.php
▼カンボジア染織の「復興支援」(3)在来種の黄色い繭の復活
http://www.janjan.jp/special/0506/0505310705/1.php
▼カンボジア染織の「復興支援」(4)絹絣はクメール文化
http://www.janjan.jp/special/0506/0506040876/1.php
▼カンボジア染織の「復興支援」(5)織った布は売らずに貯える
http://www.janjan.jp/special/0506/0506040879/1.php
▼カンボジア染織の「復興支援」(6)草木染は難しくない
http://www.janjan.jp/special/0506/0506040882/1.php


(2)ドイツとフランスのテレビで研究所の取り組みが紹介されます。

3月に研究所にやってきていたドイツの取材チームのドキュメンタリー番組の
放送が決まったと連絡が入りました。現地時間(欧州時間)の6月25日の午
後21時35分からのドイツとフランスでの放送とのことです。
(再放送は翌日26日の午後14時55分から)
番組の関連ホームページは、以下のとおりです。

▼ドイツ語での番組紹介
http://www.arte-tv.com/de/programm/242,date=25/06/2005.html
360° : Die Geo-Reportage
Kambodscha - Die Seele der Seide
※番組表の「21:35 360°:Die Geo-Reportage」をクリックしてください

▼フランス語での番組紹介
http://www.arte-tv.com/fr/programmes/242,date=25/06/2005.html
360° - LE REPORTAGE GEO
Cambodge, le cri de la soie
※番組表の「21:35 360°- LE REPORTAGE GEO」をクリックしてください


(3)愛知県美術館での展示が始まっています。

5月24日(火)~7月10日(日)まで愛知県美術館で「アジアの潜在力~
海と島が育んだ美術」と題した企画展が開催されます。カンボジアの「染め」
の作品として、クメール伝統織物研究所が所蔵する古いピダン1点と、研究所
で復刻されたピダン2点が展示されています。
== 愛知県美術館の解説より ====================
この展覧会は、東アジアの島嶼部であるインドネシア、カンボジア、タイ、台
湾、ベトナム、日本など、古代より海上交易によって結ばれていた地域を対象
に、造形のなかに共通する感性を見出そうとするものです。「彫り刻む」「手
でかたちづくる」「染める」といった基本的な技法に注目しながら、古代の造
形物から工芸、現代美術まで幅広いジャンルの作品を選び、この地域に豊かに
育まれていった造形を独自の観点から紹介します。
===================================
▼愛知県美術館
http://www-art.aac.pref.aichi.jp/jhome.html


(4)福岡市美術館での展示も始まりました。

5月31日(火)~7月18日(月・祝)まで、福岡市美術館で「カンボジア
の絹絣」展が開催されます。
== 福岡市美術館の解説より ====================
アンコール・ワットなどの遺跡で知られるカンボジアの、絹の緯絣は、文様の
細やかさ、表現の豊かさで東南アジアの中でも群を抜いています。カンボジア
の絣には、建国神話にも登場するナーガ(龍)文様がしばしば用いられます。
本展では、ナーガのモティーフが表わされた絹絣を中心に、織の道具などもあ
わせて紹介します。
===================================
▼福岡市美術館
http://www.fukuoka-art-museum.jp/index.html

クメール伝統織物研究所 森本喜久男
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研究所は、月曜から土曜日の朝8時から午後5時までです(12時から2時ま
ではお昼休み)。工房も日曜日はお休みですので、工房の見学をご希望される
かたは平日にお越しください(できるだけ事前にご予約をお願いします)。な
おショップ&ギャラリーのみ日曜日も含め午後7時まで開けております。場所
は、シェムリアップ中心部にあるオールドマーケットからシェムリアップ川沿
いに南へ約1キロ、クロコダイルファームの200メートル手前の右側です。

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※お問い合わせに関しては以下のURLよりお願いします。
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【配信中止、アドレス変更は以下で行ってください】
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●発行
INSTITUTE FOR KHMER TRADITIONAL TEXTILES
No. 472, Viheachen Village, Svaydongkum Commune,
(Road to lake, near the crocodile farm)
P.O. Box 9349, Siem Reap Angkor, Kingdom of Cambodia

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更新日時 : 2005年6月11日 11:22

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