IKTT
IKTT :(クメール伝統織物研究所)森本喜久男

アンケートへの回答

よくよく考えてみたら、研究所のスタッフに行くのか行かないのか、とわたしが迫っている、そんな印象がアンケートの回答を読んでいて感じた。そして、かわいそうに、森本が言うならわたしも、行ってもいい。そんな涙のような回答が戻ってきた。

これは別の驚きだが、今回のクメール語で書かれたアンケートの回答を英語に事務所の5人ほどが訳してくれた。英語学校に通い、その授業料を補助してきた、そんな成果がこんなときに見えてくる。

そして行けないと答えた人たちの多くは、子どもが学校に行っているとか、家族に病人がいて、とかおばあちゃんが歳で、その面倒を見なければいけないからとかがほとんどだった。そしてもうひとつ、いけない組に仕事を終えて英語や日本語の学校に毎日通っている向学心組み約20人ほどがやはり、いけない組に入っていた。

すぐにでも行ってもいいと答えた人が約百人プラス。これが当面の移住組みの主力。これを基本に移住計画を立てていく、そして今年の8月ぐらいまでをめどに何度かにわけこの100人の移住を実施する予定である。

伝統の森が整備されて、きれいな公園になったのを見て、行きたいといってもしらないぞ。とみんなのまえで、言ってみる。そうすると、いかない組みのなかから、若干の動揺、そして通い組みがあらわれた。通勤トラックを走らせ、伝統の森に朝行き、夕方また帰る、それならばわたしもいける組。そのためのトラックも必要だ。約40人。

まだ時間はある、段階的に考えながら、移住は実施できる最初のめどが、今回のアンケートで見えてきた。研究所はアメーバー。必要なときに、できる環境があれば増殖したり縮小したり。今回の伝統の森への移住は、あらたな細胞分裂、とでもいえる。

更新日時 : 2006年4月26日 16:42

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