IKTT
IKTT :(クメール伝統織物研究所)森本喜久男

研究所にあたらしい組が

研究所にコンポンチャム州から熟練した織手が二人来てくれた。これは、第一陣でこのあと続いて20人ほどがきてくれる予定だ。

これで、研究所には最初のタケオ組、伝統の森の主力カンポット組、そしてシエムリアップ組に続いて、チャム組が生まれたことになる。カンボジアのなかのそれぞれ異なる背景と経験を持った人たちがIKTTにあつまり、あらたな伝統を生み出すために、力をあわせてゆこうとしている。

3年前に、シエムリアップでセミナーを開催した。主題は「クメールとチャムの異なる美意識の融合」。これは、研究所がこの10年の活動と調査の中で得た、カンボジアのすばらしい伝統の織物の世界の結論である。

そして、いまここに、現実に再び「あたらしい融合の世界」を生み出すきっかけができたことになる。

研究所は「伝統の保存」が活動の目的ではない、あらたな伝統の創造、それがこの時代のなかでリアリティを持ち、次の時代=世代に継承されていくことになると考える。

伝統の森は、その場となる。

更新日時 : 2006年4月24日 00:24

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