IKTT :(クメール伝統織物研究所)森本喜久男
IKTT :(クメール伝統織物研究所)森本喜久男

【メコンにまかせ】クメール伝統織物研究所 Vol.055

2006/05/06_____________________________________________________Vol.055

INSTITUTE FOR KHMER TRADITIONAL TEXTILES
________________________________________ http://iktt.esprit-libre.org/

みなさま、クメール伝統織物研究所の森本喜久男です。
 先日、研究所にコンポンチャムからの織り手2人が到着しました。このあと
続いて20人ほどがきてくれる予定です。これで研究所には、織りの産地からの
タケオ組、伝統の森の主力のカンポット組、そしてシエムリアップ組に続き、
新たにチャム組が生まれたことになります。カンボジアのなかのそれぞれ異な
る背景と経験を持った人たちがIKTTに集まり、あらたな伝統を生み出すた
めに力をあわせて行こうとしています。
 私たちは3年前、シエムリアップでCKS(センター・フォー・クメール・
スタディーズ)との共催で、カンボジアの伝統織物に関するセミナーを開催し
ました。そのときのテーマは「クメールとチャム、異なる美意識の融合」とい
うものです。これは、研究所がこの10年間の活動と調査の中で得たカンボジア
のすばらしい伝統の織物の世界の結論でした。そして、いまここに現実に再び
「あたらしい融合の世界」を生み出すきっかけができたことになります。
 私たちクメール伝統織物研究所の活動は、「伝統の保存」を目的にしている
わけではありません。あらたな伝統の創造、それがこの時代のなかでリアリテ
ィを持ちつつ、次の時代(=世代)に継承されていくことを前提にしているの
です。そして「伝統の森」は、その創造のための場となるはずです。

(1)「伝統の森」にエスカベーターが到着しました

 「カンボジア教育支援基金ながの(CEAF・NAGANO)」の有志の方々から寄贈
されたバックフォー(エスカベーター)がようやく伝統の森に到着しました。
 カンボジア教育支援基金ながの(CEAF・NAGANO)の方々とのご縁は、2005年
の8月に、カンボジア日本友好学園への校舎寄贈に際しての竣工式に参加され
た方々が、CEAF東京本部代表の阿木幸男さんの案内で、私たちクメール伝統織
物研究所を見学されたことがきっかけでした。そのとき、研究所の活動のあら
ましと現在進行中の「伝統の森」における村づくり構想をお話したところ、そ
の趣旨に賛同いただいた方々の出資により、このたびの重機到着に至ったので
す。このエスカベーターは、まずは今年から本格的に取り組む「伝統の森」で
の堆肥づくりに多大な貢献をもたらすと思います。それ以外にも雨季に流失し
た道路などの補修においても、心強い仕事をしてくれることと思います。カン
ボジア教育支援基金ながの有志のみなさま、本当にありがとうございました。


(2)東京で関連イベントが開催されます

 6月3日(土)に、IKTT Japanの主催により、写真家・大村次郷氏によるス
ライドトークショーが開催されることになりました。大村次郷氏は、2005年4
月発行の『季刊民族学』(112号)「クメールの伝統織物」の写真も担当さ
れています。
 以下、IKTT Japanからの案内メールです。

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【シェムリアップ〜現地からの報告2006】
〜写真家・大村次郷、《伝統の森》と森本喜久男を語る〜

 6月3日(土)午後1時より、講演会(スライドトークショー)「写真家・
大村次郷、“伝統の森”と森本喜久男を語る」を開催いたします。
 大村次郷氏は、アジア各地のフォト・ルポルタージュを手がけ、昨年はNH
K「新・シルクロード」でのスチール撮影も担当されました。カンボジアにお
いては、上智大学アンコール遺跡国際調査団がバンテアイ・クデイにおいて発
掘した廃仏の撮影を始めとして、アンコール遺跡関連の撮影も精力的に続けら
れています。その大村氏が、現在もっとも注目しているのが、カンボジアで出
会ったクメール伝統織物研究所の森本喜久男さんなのです。アジアのさまざま
な現場を訪れている大村氏が、森本さんの活動の、いったい何に注目している
のか。豊富な撮影資料とともに、その活動の本質に迫ります。
 なお、トークショーの前後には、クメール伝統織物研究所で制作された布の
展示・販売も行ないます。

■日時:2006年6月3日(土)13:00より(12:00開場/16:00終了)
■会場:環境パートナーシップオフィス
   東京都渋谷区神宮前5-53-67 コスモス青山B2F(TEL:03-3406-5180)
   青山学院大学向かいのオーバルビル裏
  (青山ブックセンター本店と同じフロアにあります)
   ※表参道駅B2出口より約5分、渋谷駅より約10分
■入場:無料
■タイムテーブル
   12:00  開場
   13:00〜 スライドトークショー
   14:00〜 質疑応答
   14:30〜 関連VTR上映(予定)
   16:00  終了
※問い合わせ先:nishikawa@iktt.org までメールでお問い合わせください。

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                           2006年5月
                 クメール伝統織物研究所 森本喜久男
http://iktt.esprit-libre.org/

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研究所は、月曜から土曜日の朝8時から午後5時までです(12時から2時ま
ではお昼休み)。工房も日曜日はお休みですので、工房の見学をご希望される
かたは平日にお越しください(できるだけ事前にご予約をお願いします)。な
おショップ&ギャラリーのみ日曜日も含め午後7時まで開けております。場所
は、シェムリアップ中心部にあるオールドマーケットからシェムリアップ川沿
いに南へ約1キロ、クロコダイルファームの200メートル手前の右側です。

※なお、このメールへの返信メッセージを読むことができません。返信はご遠
 慮いただけますようお願いします。
※お問い合わせに関しては以下のURLよりお願いします。
 http://iktt.esprit-libre.org/contact/

【配信中止、アドレス変更は以下で行ってください】
 http://www.mag2.com/m/0000070073.html

●発行
INSTITUTE FOR KHMER TRADITIONAL TEXTILES
No. 472, Viheachen Village, Svaydongkum Commune,
(Road to lake, near the crocodile farm)
P.O. Box 9349, Siem Reap Angkor, Kingdom of Cambodia

※当メールに掲載された記事を許可なく転載することを禁じます。
※このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』
 を利用して発行されております。【 http://www.mag2.com/ 】
mag2 ID: 0000070073
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更新日時 : 2006年05月07日 01:45

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