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IKTT :(クメール伝統織物研究所)森本喜久男

出来上がった給水塔

高さ7メートルの鉄のアングル、上にはステンレス製の2000リットルのタンク。これだけで重さ2トン。その割には、鉄のアングルが細い、強い風でも吹けば、倒れてしまうのではないかと思うが、頼んだ業者も、森の住人たちも、いつものことで「大丈夫」のひとこと。

森の現場の東南、「あたらしい土地」と通称わたしたちが呼んでいる桑畑の一角にある手掘りの井戸の横に給水塔は建てられた。高低差がある森の中では高いほうに位置する、作業棟を建てているエリアとは約4メートルの高低差がある。

でもその高低差だけでは、約300メートル離れたところに、エンビニパイプで水を送ることは簡単ではない、だから7メートルのタワーになった。でもこの給水塔の揚水に使うポンプは、電力ポンプを考えているが、もちろん電気は無い。ゆくゆくはソーラパネルでの発電を考えているが、今はその費用が無いので、とりあえずは、毎朝、ゼネレターを運び発電、タンクを水で満タンにしてやることにした。

これで、念願のオムソット家族のためのきれいな生活用水が確保できたことになる。そして、自然染色に使う水も。

この井戸の水はきれいだ、伝統の森の中にある井戸はすべて新潟県のかたがたから寄付していただいているのだが、その6本の井戸の中では水が澄んでいて一番きれい。わたしも、そのまま飲んでも平気な水だ。染めに使っても、色が澄んでいる、そんな気がする。伝統の森の色が生まれるのかもしれない。

更新日時 : 2006年10月22日 10:48

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