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IKTT :(クメール伝統織物研究所)森本喜久男

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長野県飯田市のNGO「南信州緑の基金」のかたがたが、伝統の森学園建設のためのチャリティーコンサートを開催してくださる。

これまでも、伝統の森の現場においでいただき建設予定地の整地や下草刈りを手伝っていただいたりしてきた。そして、校舎の建設費用の一部を寄付してくださっていた。それが、チャリティーコンサートになり、学校建設を全面的に支援する動きに進化し始めている。うれしいこと、あらためて飯田のみなさんに感謝の気持ちを感じている。

これまで伝統の森での事業がいろいろのかたがたの力添えにより少しづつ前へ進んでいくようになってきた。そんな、なかで伝統の森学園の構想が生まれ、実際にその具体化に向け動き始めている。

森の現場には、すでにほんとうに小さな寺小屋教室があり先生が授業をしている。森に住むスタッフの子どもたちの学びの場である。シエムリアップには、毎日昼休みに近くの小学校の先生がきていただき、クメール語の授業をしている。貧しく、学校にいけずにいた研修生にせめて自分の名前ぐらいは書けるようにと思い、はじめたものがある。最近もそこで学んだ女性が、声を出しながら絵本を読んでいるのを見かけた、一年間の成果。ほほえましく、うれしいものである。

それ以外に、英語や日本語の短期授業をしたことも、そして、仕事のあと英語や日本語語学学校やコンピューター学校に行く人への授業料補助も一部実施している。研究所は、それじたいみんながいきてゆくための、仕事の場でありその技術や経験を学ぶところ。いろんな世代や経験を持った人たちが生きる、生活の学校でもある。

研究所には、お絵かき組みと呼んでいる、アートスクールのようなものがある。仕事として絵を描き、美意識を磨く。そんなこれまでの研究所の活動のなかで培われてきた経験をもとに、それを生かした学校を設立したいと思うようになった、森の学校。伝統の森学園である。まだまだこれから、でもすでにその準備は始まった。


森本喜久男

- チャリティーコンサートについての詳細はこちら

更新日時 : 2006年12月 1日 15:18

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