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IKTT :(クメール伝統織物研究所)森本喜久男

なまけもの

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研究所に怠け者が転がり込んできた。

といっても、それは、ごらんのようにかわいい顔をしている。

伝統の森のなかに、小さな小動物がいる、先日は野ウサギが、そしてついに、ナマケモノ。森の住人たちは、小さな小動物をどちらかといえば食用に捕獲している。そして、その仕掛けがある、そしてそれにかわいそうにかかって、御用になった。ナマケモノ、開いて干して、伝統の薬のもとになるという、かわいそうに。

時たま、そんなして捕まえた小動物がシエムリアップに届けられる。ときには、ニシキヘビだったりする。このナマケモノ、足に傷がある、籠に入れて薬を塗って治療していた。そして一週間ほどして、突然、足の骨が飛び出してきた。傷で見えなかったが、足の骨が脱臼していた。罠にかかったときに受けた傷。

近くの、獣医さんに傷口を縫いながら、足に簡単な固定具を添えてもらった。猫のように、少しずつなれてきた。でも、首筋を持つと怒ったような声を出す。先日も、アンコールトムで傷を負ったサルを見つけて、スタッフが連れてきた。運が悪ければ、これも村人に食べられていたはず。そのときもこの獣医さんにお世話になった。そのときは、事情を説明したら、治療代は無料にしてくれた。

伝統の森の、少し育ち始めた森の中に、いろんな小動物がいる。たくさんの魚や鳥とともに。出来れば罠を仕掛けないでというが、そんな小動物を捕まえるコトがあたりまえの村の生活がある。これも、これからの課題のひとつなのかもしれない。傷が痛そうな、ナマケモノにバナナのえさをやりながら、元気になったら森に返してやろうと思うが、少し考えさせられる、そんなひととき。


森本喜久男

更新日時 : 2007年2月14日 00:05

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