IKTT
IKTT :(クメール伝統織物研究所)森本喜久男

長野の庭師

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長野県の松本の庭師、赤穂さんが伝統の森へボランティアで来ていただいている。

長野県での本業が冬の間、雪のため開店休業。もうこれで、4度目。最初は1999年、まだ研究所がプノンペンにあったころ、バッタンバンの村で、あらたに養蚕プロジェクトを立ち上げるために桑の苗木園建設が最初の仕事。

残念ながら、バッタンバンの養蚕プロジェクトは挫折。つぎは、研究所のシエムリアップ移転の2000年。そして昨年、動き始めた、伝統の森の環境整備にアイデアと力を貸していただいた。今回は昨年、おなじ長野の「CEAF(カンボジア教育支援基金)長野」のみなさんから寄贈していただいたバックホーをフル活用、工芸村の整備に忙しい日々となった。

これまで、すべて手作りで、道や大変な開墾作業をこなしてきた伝統の森の住人たち。しかし、このバックホーが届けられたおかげでとても手をつけられなかった、大きな切り株も起こせるようになった。そして、造園業のプロ、研究所の新米バックホー ドライバーに日常の点検整備や扱い方を教えていただいた。手弁当のシルバーボランティア。

伝統の森建設には、なぜか不思議に長野県のみなさんの支援が多く寄せられている、バックホーを寄贈していただいたCEAFの皆さん、そして飯田市の「南信州緑の基金」のみなさん。手漉きの紙づくりの技術を研究所の若い人たちに、伝授。最近では、他のカンボジアのNGOから紙漉きの先生をIKTTから派遣してくれと、頼まれたりするほどに。そして、伝統の森学園建設のためのチャリティーコンサートも開催、建設資金への寄付をしていただいたりと。

赤穂さん、今回は伝統の森に出来上がったばかりの、4部屋のゲストハウスの最初の宿泊者になった。まだ綺麗な水とはいえないのだが、なんとか日本に帰られる前には、きれいな水の供給をと、最後の追い込み作業を進めている。

もうあと一週間で、日本に帰られるのだけれども、その前に大仕事。開墾しながら、野菜畑を作り始めた、あたらしい土地への道作り。ちょうど乾季。水が引いた沼の周辺に新しい、道を作り始めた。最初は、耕耘機が通れればと思ったが、さすがバックホー、トラック車が通れる道幅に変更。

さすがは庭師、仕事のスピードが違う。研究所の若いスタッフが彼から学んだことは、とても大きいのではないだろうか。


森本喜久男

更新日時 : 2007年4月 1日 07:58

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