協力依頼

最近、カンボジアの他のNGOからの訪問者が多い。
そして、ここのところ続けてあったのが、協力依頼。数ヶ月前も、カンボジアのローカルの団体で、和紙の製作と販売のプロジェクトを始めたいので、先生をIKTTから派遣して欲しいという依頼が来た。そのNGOは、自然染色も始めたいので、そして織物の先生もになった。
すごい。IKTTは人材派遣会社じゃない、といいたいが、また同じような依頼が続けて。やはり、カンボジアのNGOだが、ひとつは、シンガポール人のグループが、もうひとつは、ドイツ人がサポートしているNGO。ともに、織物の先生を派遣してくれないか、と。
別に、カンボジアのコットンを調べているカナダ人のジャーナリスト、会って話したら、彼女もコットンのプロジェクトをはじめたい。そして、研究所で、もう3年目に入り、こんな問題があってというような説明をすると、彼女は、できればいっしょにやりたいという。
別の、ドイツ人の女性。やはりタケオで織物訓練センターをはじめた。そこで、養蚕もやりたいがどうしたらいいか。わたしは、30年以上前はタケオノ村でも養蚕をやっていた。しかし、止めた。再開するには、具体的な動機がないと。養蚕よりも、織をやっていたほうがお金になるから、止めたわけで、説明をするが、分かってもらえない。彼女は、養蚕をやりたい。それは、村人の動機ではない。
シンガポールの人とも話したが、モチベーション。これがない人たちを、動かすことは簡単ではない。やりたいと思っていない人に何かをさせることは、大変な努力が要る。IKTTは、やりたくなければやらなくてもいい。逆に、本当にやりたいと思っている人と仕事をするのが基本。やりたくない人を動かすことは、大変なエネルギー、時間、そしてお金もかかる。
ところが、やりたいと思っている人たちとするには、そんな余分なエネルギーは必要ない。そして、やりたいことをするわけだから、いいものができる。多くのNGOの人たちが、誤解するのは、その団体の人たちがやりたいことを、村人に、悪く言えば押しつける、ことが多い。だから、それは、持続していかない。
森本喜久男
更新日時 : 2007年4月 9日 00:58


