IKTT
IKTT :(クメール伝統織物研究所)森本喜久男

野菜づくり

野菜づくり

伝統の森の中で、一番あたらしいエリア第5区で、本格的な野菜作りが始まった。

この約4ヘクタールの土地は、昨年5月、地主から話がもたらされ、急遽日本の皆さまに緊急支援をお願いし、所有が実現したところです(リンクはこちら)。ここに、あらためて皆さまのお力添えに感謝の気持ちを、と思っております。

ちょうど、沼を挟んで対岸。この土地を確保できたことで、この沼を保全し、生かすことができます。ほんとうに、ありがとうございました。

現在、そのうちの約1ヘクタールを開墾しました。これまでなら半年か一年というような時間をかけて手で開墾するのが普通でしたが、エスカベーターという重機を寄贈していただいたおかげで(リンクはこちら)、大きな切り株などを起しながらの基本的な開墾は、約一月で終え、整地、畑づくりを開始しました。

簡単な畝を作り、最初にトウモロコシを植えましたが、ひとつは養分などの地力が原因だと思いますが、生育にばらつきがありました。そして、すこし育ち小さな実がすこしつき始めたかなというときに、じつは、水牛の夜襲を受け、食べられてしまいました。

カンボジアでは、どうも普通にあることのようですが。牛や水牛が放し飼いにされている、そして、持ち主は自由にのようです。伝統の森の住人たちも、水牛が来たというだけで、残念ながらそれ以上のアクションはありません。農耕と牧畜は対立するものであることを歴史は教えておりますが、それを目の前にすると、えっ、です。

それを機会に、畑の簡単な土壌改善を試み、落ち葉などの堆肥もどき、そして、牛糞なども土にいれ、地力を回復させる取り組みを始めました。そして、すこし、本格的な野菜畑を作れればと思っています。まず、最初は、森の住人たちがお腹一杯食べられる、野菜の確保。そして、余剰ができれば、それを市場に出荷していく方向でできればと。

シエムリアップの市場で販売されている野菜の多くは、輸入?です。果物も含め、ベトナムやタイから。もとは、周辺の農家が作ることをしていたのだと思いますが、これも、織物と同じで村からそんな知恵や経験が失われています。

伝統の森では、そんな村の生活も取り戻すことができればと考えています。まだこれからの取り組みですが、乞うご期待。自称百姓の森の住人たちと、実現していきたいと思っています。

森本喜久男

更新日時 : 2007年4月13日 16:48

前後の記事:<< 長野の庭師 | そして、道 >>
関連記事
森羅万象、そして日々の暮らし(2010年4月 2日)
リラックス(2009年4月29日)
「森」での流行(2008年12月16日)
あたらしい課題に向けて(2008年12月 9日)
自然との融合 (2008年10月22日)
伝統の森 - 第5地区、野菜プロジェクト(2007年12月 8日)
土いじり(2007年4月21日)
長野の庭師(2007年4月 1日)
例年ならば(2010年4月30日)
さそり座だけれども(2010年4月17日)