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IKTT :(クメール伝統織物研究所)森本喜久男

【メコンにまかせ】クメール伝統織物研究所

2007/4/18 _____________________________________________________Vol.070

INSTITUTE FOR KHMER TRADITIONAL TEXTILES
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みなさま、あけましておめでとうございます。
 クメール伝統織物研究所の森本喜久男です。カンボジアでは、この4月14
日にあたらしい年を迎えました。そして、数え年のカンボジア、研究所のみん
なはいっせいに、ひとつ歳を取ったことになります。
 タケオの村に帰省している研究所の熟練組はまだ戻ってきておりません。の
んびり10日間ほど田舎で過ごしてくるはずですから、20日ごろにシエムリ
アップに戻ってくる予定です。
 そのタケオ組のなかでも絣の柄の括り手の若手ナンバーワンのソキアンが、
この26日には、新しい家の落成式をしたうえで「伝統の森」に移住していく
予定です。すでに森に移住している師匠格オムソットとその一族に続き、あた
らしい織りのグループが森に誕生します。
 ソキアンは若手ですが、シエムリアップで織りを始めた若いあたらしい織り
手や括り手たちを、ここ数年間育ててきております。わたしから見れば、すで
に親方の風格が出てきたと思っています。彼女の森への移住とともに、何人か
のタケオの熟練組とその弟子たちもいっしょに行きますから、総勢では20人
前後になるはずで、そのための部屋=社宅も建設中です。
 そして、その他の染め組や素材組、精練組なども順次、仕事場用の建屋がで
き次第、6月頃をメドに通勤組も含め徐々に移動していく予定でいます。その
頃には、わたし自身の移住も含め、研究所の「伝統の森」への移転を本格化さ
せていきたいと思っております。
 現在の森の住人は100人と少し、子どもも入れれば140人。そこに新た
な移住組が加わることで、約250人以上の規模になる予定です。
 1995年からのプノンペン時代、そして2000年からのシエムリアップ
時代を経て、2007年、わたしたち研究所のあたらしい「伝統の森」時代が
始まります。
 カンボジアには昔、村にあるものだけで「布」を作ることができる、豊かな
自然環境がありました。その自然を再生し、かつての村にあった染め織りのあ
る暮らしを取り戻すことが「伝統の森」事業の大きな柱です。そのなかで、み
んなの生活が成り立つ、そんな姿が生み出せればと願っております。
 これからも、皆様のあたたかい励ましと、ご理解をいただけますようお願い
いたします。
 なお、シエムリアップのショップと作業所は、これからも継続して運営して
いきますのでご安心ください。

(1)「母の友」で研究所の活動が紹介されます

まもなく発売になる福音館書店の月刊誌「母の友」(6月号)で研究所の活動
が紹介されます。写真は、ここ数年、何度も研究所に足を運ばれ、わたしたち
の活動をカメラに収めていただいていらっしゃる写真家の大村次郷さんです。
発売は5月3日になります。お近くの書店でお求めください。

(2)ドイツへ行ってきます

5月19日から22日の予定でドイツのハーノバーへ行くつもりです。昨年、
ドイツとフランスのテレビ局(ARTE)で放送されたドキュメンタリー番組
の反響が大きく、ヨーロッパ各地からのメールでの問い合わせならびに訪問客
が増えております。今年に入って、その番組が再放送されたこともあり、再び
問い合わせが増えています。昨年放送された番組を見て研究所を訪ねてこられ
た方の協力を得て、ドイツで「トランクショー」とでもいうような、ささやか
な展示会を開催いたします。

(3)研究所への新しい訪問者

最近、目に見えて増えてきているのが、台湾からの訪問者です。シエムリアッ
プにくる前に、インターネットで情報を集めてきたという若い人たちが多いの
も特徴的です。研究所の「伝統の森」での活動についてもインターネット上で
知ったうえでの訪問のせいか、環境や自然に対する関心が強く、そんな話で盛
り上がったりしております。

(4)「蚕祭り」のご案内

今年の9月の満月は27日の木曜日です。例年、わたしたちは9月の満月の日
に、蚕供養を兼ねた「蚕祭り」を行なっております。新しく動き始めた「伝統
の森」で、蚕祭りをかねて皆様といっしょにすごせればと考えております。少
し早いご案内ではありますが、お知らせさせていただきます。

2007年4月18日
クメール伝統織物研究所 森本喜久男
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No. 472, Viheachen Village, Svaydongkum Commune,
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更新日時 : 2007年4月18日 15:06

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