そして、道
あたらしい、第5区へ通じる道が開通した。
これまで、第五区の野菜畑には、遠まわりしてしか行けなかった。事務所などある工芸村から、沼を挟んで対岸。先日、ボランティアできていただいていた、松本の庭師、赤穂さんの指揮のもと、森の住人たちが手を併せて、沼を越えていく道路をつくってしまった。乾季で水が引き、瀬になっていたところを、切った潅木を重ね、土をかぶせを重ねる作業を繰り返しながら、つないで。
今年の雨季の様子を見ながら、再整備する。道にどの程度、周囲の水が冠水するか読めないこともあり、その結果では外の川との間に、簡単な水門も作ろうと思っている。
これから、伝統の森には五百人、千人の人が暮らし仕事をするようになる、そのための、電気や水といった基本のインフラ整備とともに、道路整備とそのメンテナンスは重要な仕事である。
そして、野菜畑の周りに新しく、柵を作った。水牛や牛が遠慮なく畑に入ってくる、そして、植えた野菜を食べていく。これまでも、それが何度か繰り返されてきた。基本は、自己防衛しかない。そのために柵は必須。でも、第5区の周囲だけでも、700メートル以上。なかなか大変な作業であるし、費用もかかる。しかし、再び牛などに荒らされないように、しなければと思っている。
森本喜久男
更新日時 : 2007年4月13日 19:06