流行病
ここ数日、熱があり37から38度ぐらいをいったりきたりしていた。
最初は、ちょうど日曜日の午後降り始めた雨に当たって、そのままの服で昼寝をして、風邪でもひいたのかなとおもっていた。
ところが、愛用のタイ製の風邪薬を何度か飲んでも、熱は引かない。そしてさすが、昨日の夕方熱が 38 度をこえ始め、気になり知り合いの医者に来てもらった。
彼は「はだしの医者」よろしく、ほんとうに電話でお願いすると IKTT まで足を運んでくれる。彼は 70 年の頃からシエムリアップで医者の卵をして過ごした関係で、亡くなったカメラマン、一之瀬泰三氏とも懇意だった人。
そんな彼が、来てくれとりあえず採血。しばらくして戻ってきたかれいわく「デング熱」だ、と説明。念のため、マラリヤの検査もしたが、こちらは異常なし。
今年はデング熱がカンボジアも含めた、東南アジアで例年の数倍、異常発生して、シエムリアップのこども病院でも、来る人が多くて、収容しきれないと聞いている。流行の病。
昨夜、そんな熱で軽くうなされているとき、なぜか、このまま寝て、朝になったら死んでいるかもしれないと、ふと思った。縁起が良くない、といわれるかもしれないが、なぜか、ほんとうにそう思った。
そして、そのとき、わたしがもし明日の朝死んでいたら IKTT のみんなは、どうするのだろうか。と考えてみた。でも、これも、みんなまかせ、なるようにしかならないだろうと。変に納得してしまった。
そして、不思議だったのは、サラサラという感じで、わたしはなにも後悔や悔いや思いもなく死ねる自分が「そこに」いることだった。まあ、できるだけのことは、まだ志、途中だけれどもやってきたのだから。と、へんに納得しながら、サラサラとした気持ちの自分がいることに気がついた。
いま、点滴をしながら、でもすこし熱が下がり、寝付けずにいるのでパソコンに向かってこんなことを書き留めている。でも多分、後数日点滴をしながら、仕事もし、みんなを怒鳴りながらすごしている自分が見えるのだが。
森本喜久男
更新日時 : 2007年07月04日 05:10



