色落ちしない藍
染織家の田村佐和子さんが、カンボジアですたれて消えてしまった、藍染を復活させるために、伝統の森で藍の木を植え始めてから4年。
田村さんの下で育った染組みのメンバーが、今年初めて師匠の手を借りずに、カンボジア人だけで藍の木の収穫から、泥藍づくり、そして染めとすべての工程をやりきった。
これは大変なこと。藍畑の土の堆肥の具合もよく、今年は藍の木の育ちもいい。やはり伝統の森で育ち、紡がれた木綿の糸にきれいに藍の色が染められた。
この数年間、色落ちしない藍を染めたいと思ってきた。それに、一歩近づきつつある、そんな実感が。急いで染めた色は、急いで落ちるのだと。ゆっくり染めた色は、ゆっくり落ちる、と。そして、いい色を染めるためには、藍の木が元気に育つためのいい土が要ることも、学んできた。
田村さん、ありがとうございます。




森本喜久男
更新日時 : 2007年7月27日 22:55
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