IKTT
IKTT :(クメール伝統織物研究所)森本喜久男

【メコンにまかせ】クメール伝統織物研究所 Vol.077

2007/7/16 _____________________________________________________Vol.077

INSTITUTE FOR KHMER TRADITIONAL TEXTILES
________________________________________ http://iktt.esprit-libre.org/

みなさま、クメール伝統織物研究所の森本喜久男です。

《禁煙、その後》
禁煙を始めて10日になりました。
わたしは、日々、煙草に「おいで、おいで」されながらも、めげずに禁煙を継
続しております。まだまだ死ねません。みなさま、ご安心ください。

《ロンリープラネット》
先日パリでわたしが取材を受けたフィガロ紙の記者と、その友人のフランス人
女性が、家族連れでIKTTを訪ねてきてくれた。そして「伝統の森」プロジ
ェクトの現場にも同行してくれた。彼女は、じつは2年前にも一度、雑誌の取
材で「伝統の森」の現場を見ている。この2年間の、発展してきた足跡を見な
がら、どうしてアノ有名な、英語版の旅行ガイドブックの「ロンリープラネッ
ト」にIKTTが出ていないのだと質問された。

それは簡単にいえば、英語やフランス語のメディアのなかでは、カンボジアシ
ルクを扱うシェムリアップの工房として、すでにフランス系NGOが設立にも
かかわった別なところが有名である。そして、そこのシルクとIKTTのシル
クは、言葉で説明すると同じようなものになってしまう。だが、布はまったく
別物。IKTTの自然な布の風合い、違いは手で触ってみないとわからない。
そして、ロンリープラネットの記者もその違いが分からない、と説明した。

数か月前にも、台湾人の布好きの年配の男性が工房にやってきた。トンレサッ
プ湖へ行く途中で、偶然IKTTの看板を目にしてやってきたのだという。そ
して突然、彼は不機嫌になった。なぜか。彼は別の有名な店でシルクの布を買
っていたからである。彼曰く、IKTTで、自然染料のこんなすばらしい手触
りのシルクの布を織り、売っているのに、どうしてロンリープラネットにはこ
の店が紹介されていないのだ、と。それはわたしたちの問題ではない、編集者
の問題だから、と説明した。が、彼の機嫌は収まらない。彼は外に停めてあっ
たタクシーから、他の店で買ってしまった布を持ってきて、わたしに見せ始め
た。それは、ベトナムか中国系の機械引きの生糸で織り、化学染料で染めたも
の。だが、市場やおみやげ物の店では、いわば標準仕様。

彼の怒りはなかなか収まらなかった。でも最後には、彼は何枚かの本当のカン
ボジアの黄色い生糸で織ったわたしたちのシルクを買っていってくれた。彼は
本当に布の好きな人。「テキスタイル・ラバー」と、わたしが呼ぶ人のひとり
であった。


(1)横浜タカシマヤ「アジアの絹展/アジアの手仕事展」

7月18日(水)から23日(月)まで、横浜タカシマヤ8階催事場で開催さ
れる「アジアの絹展/アジアの手仕事展」という催し物に、カンボジアの伝統
織物を代表してクメール伝統織物研究所が参加し、展示と販売を行なうことに
なりました。実際の運営は、IKTT Japanのメンバーに担っていただくことにな
ります。会場では、アジア各地の工房やショップによる出店がなされると聞い
ています。横浜ならびに東京近郊のみなさま、ぜひとも会場に足をお運びくだ
さい。

★★★お詫びと訂正★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
★これまでお送りしていたメイルニュースで、開場時間を午前10時から★
★午後8時までとご案内してまいりましたが、8階催事場につきましては★
★午後7時で終了になるとの連絡が入りました。ここにお詫びし、訂正さ★
★せていただきます。なお、最終日の午後5時閉会に変更はありません。★
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

と き:7月18日(水)〜23日(月)
    午前10時から午後7時まで(最終日は午後5時閉会)
ところ:横浜タカシマヤ 8階催事場
    横浜市西区南幸1丁目6番31号(横浜駅西口)
    電話:(045)311−5111(代)

▼地図(横浜タカシマヤ)
http://www.takashimaya.co.jp/yokohama/access/index.html


(2)"FRONTLINE/WORLD"ウェブサイト公開のご案内

アメリカの公共テレビ局PBSの「FRONTLINE/WORLD」というドキュメンタリー番
組で私たちクメール伝統織物研究所が紹介されました。「Cambodia: The Silk
Grandmothers」というタイトルでまとめられています(英語版の番組ですが、
わたしはインタビューに日本語で答えています)。この番組は、ウェブサイト
上でも公開されています(約13分)。以下のURLから、ご覧になれるはずで
す(再生には、QuicktimeあるいはRealplayerが必要とのこと)。

▼「Cambodia: The Silk Grandmothers」
http://www.pbs.org/frontlineworld/rough/2007/06/cambodia_the_si.html


2007年7月16日
クメール伝統織物研究所 森本喜久男
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●発行
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No. 472, Viheachen Village, Svaydongkum Commune,
(Road to lake, near the crocodile farm)
P.O. Box 9349, Siem Reap Angkor, Kingdom of Cambodia

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更新日時 : 2007年7月16日 02:41

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