IKTT :(クメール伝統織物研究所)森本喜久男
IKTT :(クメール伝統織物研究所)森本喜久男

伝統の森のゲストハウス

伝統の森ゲストハウス

工芸村の作業も本格化してきた、そして「伝統の森」へ訪ねてこられるかたも少しずつ増えてきている。

訪ねてこられて、そして次回は森に滞在したいというかたもでてきていた。滞在希望はこれまでだと月に1人か2人だった。だが 8 月はじめから、森で泊まりたいという方が、数人とつづき、なかにはグループで10人というかたもすでに何組か予定に入っている。そして、なかには連泊希望の方も多い。森に滞在して、アンコールの遺跡を訪ねるなんていうことも、足を確保すれば将来は可能になる。

そして、宿泊と食事は有料にさせていただいているので、伝統の森ゲストハウスのオープンとなった。そんなゲストハウスを担えるスタッフも仕事をしながら育てていければ、あたらしい仕事を作り出すことにもなる。他の家も含めれば20名以上の滞在や、森の住人の家にホームステイもできてしまう。食事も、森の畑でできた無農薬野菜も少しずつ、そのレパートリーが増えてきている。近いうちにそばの沼で、養魚やアヒルも飼う予定。

これまでも、すでに事務所兼のリナの家には部屋があり、泊まることはできていた。それとは別に、工芸村の一角に 4 部屋だけの小さなゲストハウスを建てていた。それが、本格的に動き始めることになってきた。でも、お湯はありません、電気も夕方から夜の 10 時まで、そのあとは石油ランプだけ。だから、基本は冷蔵庫も扇風機もありません、のないないづくし。氷はアイスボックスのなか、幸いのことに森は自然の涼しさで、それほど暑さを気にすることはない。

でも、そのぶん、夜寝ていると、頭の上を蛍が通り過ぎていく、そんな世界。聞こえてくるのは虫の声や、鳥たち。月夜がとても明るく感じる、そんな森のひと時を過ごしていただける。降るような星空の中、飛びすぎていくサテライト衛星も、ときには見えてしまう、そんな時間が持てるところです。

そして、昼間は伝統の森で繰り広げられる、開墾や農作業。染や織。絵を描いたり、子どもたちと遊んだり。いろんな作業があります。もちろん、何もしない時間を過ごすことも、あり。生活のなかで、織物をする人たちの暮らしぶりを見ていただくだけの、のんびりしたひと時でもいいかと。

これまでも、自然染色体験をかねて絞り染の一日講座を開設してきましたが、これからは、そのバリエーションもふえていくはず。ときには、藍染の準備を手伝っていただくこと。蚕の餌の桑の葉を採りに村人と畑へ、そして黄色い繭から手で糸を引く作業を手伝うことも。季節によっては、朝早くに綿花を収穫して、手で糸を紡ぐことも。桑の枝から、手漉きの紙を作る作業に一緒にしていただくことも可能です、でもこれはあんがい力仕事。

伝統の森では、そんな豊かなカンボジアの自然のなかで、伝統の織物ができていく暮らし、を体験していただくことができます。ご連絡ください、みなさまのご来訪をみんなでお待ちいたしております。

更新日時 : 2007年8月 7日 22:47

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