おなじ手仕事

*伝統の森で、遊ぶ子牛たち、元気に育っている。
2003 年から始動した、伝統の森プロジェクト。英語名は森の知恵 「Project for Wisdom from the Forest」 略して、PWF と呼んでいる。今年は、その第一期 5 カ年計画の 5 年目、最後の年である。次の第二期 5 カ年計画へ引き継ぐ課題も見えてきたように思う。もちろん、あいかわらず山ほどの仕事を抱えながらの、ネクストである。

この 5 年間、ほんとうに自然を、そしてそこで暮らす人々とともに、四苦八苦しながら。でも少しづつ、その森での事業は確実に進化することができたと思っている。
そのなかで学んだことは多い。野菜作りも、昨年から本格化し一年が過ぎた。一年を経て思うことは、やはり基本は「土」。これは、桑畑、綿花、藍、すべてに共通する。それが、これから、第二期にかけての大きな仕事になる。牛さんの出番である。森の牛も今では、10 頭に。来年には、20 頭にしたいと思っている、そして牛糞による堆肥作り。
そして、野菜を育てることも、やはり土を相手の手仕事。そんなことをあらためて教えられた。IKTT には、お絵かき組という、絵を学ぶグループがある。自然の姿を描くとき、嘘は許されない。そのなかで美意識を磨く、それはそんな簡単なことではない。自然の草花を描写する、その心は土もおなじ。
伝統の森の事業を進めるなかで、手でする仕事の意味、手の感触の大切さ、自然を身体で感じることをあらためて学んだように思う。
基本は、自然といかに向き合うか。そして、付き合うか。野菜作りも、お絵かき組も、そして、布を生み出す染織の世界、それぞれに共通している。
森本喜久男
更新日時 : 2007年8月 9日 22:54
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