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IKTT :(クメール伝統織物研究所)森本喜久男

【メコンにまかせ】クメール伝統織物研究所 Vol.081

2007/8/29 _____________________________________________________Vol.081

INSTITUTE FOR KHMER TRADITIONAL TEXTILES
________________________________________ http://iktt.esprit-libre.org/

みなさま、クメール伝統織物研究所の森本喜久男です。

●伝統の森への移転●
 9月1日、いよいよシエムリアップの作業所から「伝統の森」への移転が始
まる。すでに昨年の8月ごろから、研究所のみんなには「森」に移転すること
を伝え、まずは心の準備をしてもらい、そして実際に移れる人を募り始めてき
た。そして、すでに何組かは移住し「森」に住み始めている。
 生活の場所が変わるわけだから、そんな簡単なことではない。しかし、それ
にもめげず、移転を決意してくれた研修生の女性たち。なかには、土壇場にな
って行けなくなってしまった織り手もいる。彼女のお母さんが娘さんを家から
(遠く?)離れて、住まわせることに反対したことによる。本人は行くつもり
でいたのだが。
 そんな、移住組のために住宅を用意してきた。いわば社宅。その仕上げも最
後の秒読みに入っている。共同のトイレと台所、そのための水周り。そこには
6部屋、合計で20人ほどが住むことになる。今日は朝から移住予定者と、み
んなで掃除に行く。それぞれの住む部屋と、その周囲をきれいにするために。
近いうちに、森の住人のためのコンビニショップもオープンする予定。町の便
利さに慣れている人たちも含め移住するわけで、できる範囲での日常生活への
サポートを考えている。
 9月1日は、何台かのトラックに分乗し織り機や家財道具を乗せて、森に向
かう。大移動の開始である。テーマミュージックはまだ未定。2000年の1
月に、プノンペンからシエムリアップに、当時のでこぼこ道をやはりトラック
で移住してきたときのことを思い出す。でも、そのときはわずか5人だった。
現在のIKTTは、総勢で400人にもなる。思えばたいへんな発展を遂げる
ことができたと思う。これもおおくの皆様の支えがあってのこと、感謝いたし
ております。これからもIKTTの活動、そして布のさらなるバージョンアッ
プのために、皆様の、熱い支援をここにお願い申し上げます。
 世界一の絣の布を作りたいと思っております。これからも、そのための精進
をいたしますので、よろしくお願いいたします。
                 *
 なお、今回の移転により、「伝統の森」での作業所が本格的に稼動しはじめ
るわけですが、これまでシエムリアップにあった作業所とショップがなくなっ
たわけではありません。これまでと同じようにオープンしておりますので、安
心してお越しください。ショップは、朝8時から夕方6時まで、毎日年中無休
で開けております。作業所の見学については平日9時から夕方5時まで(正午
から14時までは昼休みです。また、日曜日もお休みです)。

(1)「蚕祭り」のご案内
きたる9月27日の木曜日に「伝統の森」では、恒例の「蚕祭り」を行ないま
す。例年、わたしたちは9月の満月の日に、蚕供養を兼ねた「蚕祭り」を行な
っております。今回の引越しを経て、工芸村エリアが生活の場として本格的に
機能し始めました。新しい段階に入った「伝統の森」で、皆様とひとときをす
ごせれればと考えております(詳細については追ってご連絡いたします)。
※「伝統の森」は、アンコールトム郡プレックスナエ地区チョットサム村にあ
ります。シエムリアップの街から北へおよそ25キロ、車で約1時間のところ
に位置します。事前にご連絡いただければ、現地を知るタクシードライバーを
お手配することも可能です。

(2)「アジアン・ジオグラフィック」で紹介されました。
先日シンガポールに出かけたときに、「アジアン・ジオグラフィック」という
雑誌の記者から取材を受けた。シンガポールで出版されている英字誌である。
そのときの記事が掲載されたという連絡が入った。2007年7月号(No.45)
とのこと。以下のサイトに本当に簡単な紹介はあるのだけれど、残念ながら記
事そのものは読むことができない。シンガポールでのインタビューだったので
工房や「伝統の森」の写真がない。記者から写真を送ってくれと言われたのだ
が、デング熱に罹ったりしてバタバタしていたので、ロレックス社への問い合
わせをお願いした。2004年のロレックス賞受賞に合わせて、ロレックス社
が取材した写真は、クレジットさえきちんと表記すれば、他のメディアでも使
用可能だと聞いていたからだ。それゆえ誌面には、すでにご覧になったことの
ある写真が並んでいるはず。でも、インタビューの内容は、2007年6月の
いちばんホットなもの。日本での入手は容易くないようですが、興味のある方
はぜひともご覧ください。

▼「Asian Geographic」のWebサイト(英語版)
http://www.asiangeo.com/agwatch_voiceofasia.html

(3)"FRONTLINE/WORLD"ウェブサイト公開のご案内
アメリカの公共テレビ局PBSの「FRONTLINE/WORLD」というドキュメンタリー番
組で私たちクメール伝統織物研究所が紹介されました。「Cambodia: The Silk
Grandmothers」というタイトルでまとめられています(英語版の番組ですが、
わたしはインタビューに日本語で答えています)。この番組は、ウェブサイト
上でも公開されています(約13分)。以下のURLから、ご覧になれるはず
です(再生には、QuicktimeあるいはRealplayerが必要とのこと)。

▼「Cambodia: The Silk Grandmothers」
http://www.pbs.org/frontlineworld/rough/2007/06/cambodia_the_si.html

★★シエムリアップ・IKTTまでの歩き方★★
 オールドマーケット(プサー・チャー)の南側にあるタ・プローム・ホテル
の玄関前に立ち、右斜め前の方向に、道路を挟んで流れるトンレサップ川に沿
って進みます。現在、川岸の遊歩道整備が進んでいますので、足元に注意して
進んでください。道なりに(つまり川に沿って)歩くこと5〜6分で、右手に
「クメール伝統織物研究所」と日本語と英語で書かれた看板が見えてきます。
ここがIKTTです。ショップと作業所があります。(左側にクロコダイルフ
ァームの看板が見えてしまったら行き過ぎてしまいました。お戻りください)

2007年8月29日
クメール伝統織物研究所 森本喜久男
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ッセージを読むことができません。お問い合わせは以下のURLよりお願いいたします。
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●発行
INSTITUTE FOR KHMER TRADITIONAL TEXTILES
No. 472, Viheachen Village, Svaydongkum Commune,
(Road to lake, near the crocodile farm)
P.O. Box 9349, Siem Reap Angkor, Kingdom of Cambodia

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更新日時 : 2007年8月29日 21:51

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