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IKTT :(クメール伝統織物研究所)森本喜久男

伝統の森の最新情報

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わたしが森に住み始めてから、森の住人たちの仕事振りが目に見えて向上している。本当は、それでは困るのだが、仕方がない、そのぶんシエムリアップは、少し気が抜けたような様子が見かけられる。わたしがいないと思って、12時からの昼休みが11時半には始まっている。

まだわずか10日ほど、でもそんな変化が見えてしまう。でも、森の若者たちは、本当に良く働く。森に家族で来たときは、10歳ぐらいだった男の子が、今では15,6歳。そんな若い世代が、森では育ち始めている。

そして、研究所では、子ずれのお母さんがたくさんいるが、森には子ずれの若いお父さんが、これまたたくさんいることに気がついた。一歳か二歳の子どもを見ながら、土方仕事や畑で働くお父さんたち。

もう10組は超えているのではないだろうか、森での職場結婚。そして出産、なぜか姉さん女房が多い。森で共働き、そして、子どもはお父さんと。ほほえましいが、わたしは、ふと、自分が若い頃に手描き友禅の仕事をしながら、ゼロ歳児の娘を反物用の箱に入れて、キモノを描いていたときの頃をふと思い出してしまった。

森に、シハモニ国王がおいでになるというお知らせがあり、それを機会に、みんなで森の環境整備に力を入れている。そして、二機のヘリコプターでおいでになられるということなので、牛小屋の傍の果樹園予定地に、急遽二機分のヘリポート?が出来あがってしまった。

2008年、森での仕事が本格的に動き始める年でもある。

訪問される方も徐々に増え始めてきた。しかし、悪路もさること問題が、伝統の森の所在地はアンコールトム郡、ペッアスナエン地区にある。アンコールトムからプレアカン寺院を経て、約10キロ、途中右折するところがあり、わかりづらく、直進される方が意外と多い、そこで新たに案内標識を建てた。

その標識、研究所の名前を英語とクメール語で書いたのだが、それともうひとつ、なぜかわたしの名前が標識に入ってしまった。それは、みんなに尋ねた、なんて地元の人は伝統の森のことを呼んでいるのかと尋ねた答えが、クメール語や英語や日本語の呼称よりも、お前の名前を入れろ、という答えが多かった結果。自分の名前が書かれた大きな標識は、少し恥ずかしいが、これで道に迷う方がなくなれば、安心。

日々進化する、伝統の森に是非おいでいただければと、お待ちいたしております。


森本喜久男

更新日時 : 2008年1月13日 21:25

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