「Bayon Moon」発行のお知らせ
わたしの英語版での著書「Bayon Moon - Reviving Cambodia's Textile Traditions」ができました(A5判のペーパーバック、160ページ)。
本書は、2002年夏の時点、つまりIKTTをプノンペン近郊からシエムリアップに移転して2年が経ち、わずか5人で始めた工房が研修生の受け入れにより大きくなりつつある頃にまとめたものです。それを、古くからの友人である、ワシントン在住のLouise Cortさんが英訳してくれました。
その頃、「日本人のモリモトのところへいけば仕事がもらえる」とばかりに、働かせてくれという女性たちが毎日のように研究所を訪れていました。「ウチは福祉事務所じゃないぞ!」と愚痴をこぼしつつも、そんな彼女たちを少しずつ受入れていった結果が、現在のような400人近い数の研修生を抱えるIKTTへと発展したのです。
と同時に、カンボジアの伝統の絹織物を復元するためには、絣布のデザインや染織の技術だけでなく、織り手たちの生活や、染め材や生糸などの素材そのものを復元する必要があることにも気付いていました。そうしたことと、カンボジア・ユネスコの調査で各地の村々をまわったときの印象、そして、東北タイの村を訪れていたころの体験がオーバーラップし、ついには「伝統の森」再生計画のアイデアとして結実します。そうした経緯も、本書には記されています。
パリの展示会で、この本を読み通したフランスのジャーナリストに「ここにはモリモトのフィロソフィーがつまっている」と絶賛されました。
書 名:Bayon Moon -- Reviving Cambodia's Textile Traditions
著 者:Morimoto Kikuo
発行元:IKTT
※本書「Bayon Moon」は、シエムリアップのIKTTのショップで10ドルで販売しています。
更新日時 : 2008年5月14日 06:39



