未来を担う子どもたち
ここ数日、伝統の森で二人の男の子が生まれた。
この数ヶ月ですでに4人。そして、後一月の間にあと4人の子どもが生まれる予定である。
計8人の赤ん坊が、伝統の森で誕生することになる。伝統の森で、最初に生まれた男の子、一太郎はすでに4歳に。もう20人を超えるのではないだろうか。
そして、最近の結婚ラッシュ。すでにいる子どもを含めると、40人を超える子どもたちが、伝統の森で走り回っている。わたしは、生まれてくる子どもたちのお父さんが、まだ子どもだった頃、カンポットやタケオの村を訪ね、そのまたお父さんやおじいちゃんたちと一緒に伝統の織物の復元に取り組んできた、そして、いま伝統の森には、そんな15歳から70歳の三世代の人たちが一緒に仕事をしながら暮らしている。そして、生まれてきた子どもたちは、第4世代に相当する。
最近、伝統の森でも、寺小屋教室でのクメール語の読み書きや算数以外に、お絵かき組み予備軍の養成が始まった。オープンのアートスクール件、ライブラリー好きなときに来て絵を描き本を読める、そんな環境を子どもたちに提供し始めた。そして、その周りで遊ぶもっと小さな子どもたち。
ある種の英才教室かもしれない、でも根気の続かない子はすぐに、おしゃべりやほかの遊びに熱中する、でもそれもあり。人間の才能は、どこに隠されているかわからない。
牛の世話も子どもたちに任せている、絵に熱中できない子も、子牛の世話には夢中になる。大工組みのお父さんの横で、見よう見まねでのこぎりで木を切ろうとしたり、カナズチで釘を打つ子、それぞれの世界がある。そんな子どもたちを、横目で見ながら働くお母さんたち。
伝統の森の未来を担う子どもたちである。
更新日時 : 2008年6月 7日 13:00
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