水祭り
11日からの三日間、シエムリアップの町は、水祭りでにぎわっている。
13日は、シエムリアップ川で恒例のボートレースの最終日にあたる。夜には、花火が上がり、祭り気分は盛り上がる。遠くの村から、乗り合いのトラックや、なかには耕運機に揺られながらシエムリアップの町を目指す人びとの列も。
伝統の森の住人たちも、トラックに乗って、町へ祭り見物に繰り出してきた。先発組も含め40人ほど。子供たちもうれしそうに、町の雑踏に消えていった。
IKTTのショップの売り上げが、先月は例年の半分ほどに落ちていた。タイとの国境にある、ユネスコの世界遺産に指定された寺院、プレビハールをめぐる戦闘で、観光に訪れる人の足も少し遠のいていたような気がする。
でも今月はそれも取り戻しはじめ、ほっとみんなで一息。遅れていた給料も少し支払い、なんとかみんなで、連休のお祭りを楽しめるようになった。
町の人々を見ながら、本当の意味で内戦が終わって10年、ようやくカンボジアに平和が訪れたことを実感できる、そんな祭りの日々。カンボジアには古くから、自然とともに暮らしてきた人々の知恵や伝統があった、それが今、同様によみがえり始めてきている。そんなことも、水祭りのなかで垣間見える。
来週には、例年の日本巡業。10年を超えた京都法然院での展示販売会。そして、定番になり始めた福岡、そして東京。また、新しい出会いがあることを楽しみに、日本へ行かせていただく。お近くのかた、ぜひそれぞれの会場に足をお運びいただければ幸いです。
今年は、先の蚕まつりでのファッションショウの映像もご覧いただけるはずです。「伝統の森」の最新情報です。お待ちいたしております。
更新日時 : 2008年11月13日 17:27