あたらしい年
カンボジアの新年がやってくる。4月14日から16日までがお正月休みになる。
例年のように、正月前の給与の支払いを無事終えた。いつも遅配気味の支払いを、正月前に極力支払うようにと思うが、今年は、例年になく厳しい売り上げ減で、なかなか厳しい年末となった。特に、遠方の地方からのタケオやカンポット組には。
明日からのお正月といっても13日の夜、明けて14日の夜中の1時36分にあたらしい年の「天使」が降りてくる。それを迎えるために、各家の戸口ではお正月のきれいな電飾の飾りや果物、花などを供える。
「伝統の森」でも、いつもは夜の9時半には消灯なのだが、今夜は夜中の天使が降りてくるときまで明るくしておいてくれと、おばあちゃんから要請があった。
「伝統の森」の事業も、2002年から数えれば8年目になる。毎年、いろんな天使が降りてきては、いろいろなことが起こってきた。さて、今年はどんな天使が降りてくるのだろうか、楽しみである。
最近気がついたことに、「伝統の森」にはたくさんの子どもたちが、働くお母さんのそばにいる。でも、10人は超えるゼロ歳児の子どもも含めて、ほとんど泣き声を聞くことはない。赤ん坊が泣くときは、おなかを減らしてお乳が欲しいときだったり、おしっこをしたとき、そして何か具合が悪いときだったりする。でも、「伝統の森」の子どもたちはお母さんのそばで、安心してすごしているから泣く必要がないのではないかと。
子どもにとってストレスがない環境、それはそのままお母さんたちにとっても同じこと。元気に走り回る、年上の子どもたちにもいえること。そしてそのそばで、汗して働くお父さんたちにも。
来る年は丑年。みんなが元気で、しあわせな年であることを願いながら、あたらしい年の天使を待とうと思っている。
森本喜久男
更新日時 : 2009年4月17日 08:23


